「探究実践Ⅰ」という授業において「デザイン思考」という単元を行っています。
デザイン思考とは問題を解決するための方法を設計するための考え方です。
この単元では、探究活動のプロセス(①課題の設定②情報の収集③整理・分析④まとめ・表現)を、身近な事例から体系的に学びます。
日常にある小さな違和感や素朴な疑問に目を向け、それを「よりよくするにはどうすればよいか」という視点で捉え直し、創造的な解決策を導き出す体験を通して、実社会にもつながる探究の土台を築いていきます。

たとえば、「友人が本当に喜ぶプレゼントとは何か?」という問いを出発点に、その背景にあるニーズや感情を多角的に捉える練習を行います。
マンダラート法などの発想法を活用しながら、アイデアを広げ、深めるプロセスを体験することで、自分自身の思考の枠を少しずつ広げていきます。

「ものごとをよりよくするには、どう考えればいいのか?」
この問いに向き合いながら、発想力・観察力・共感力といった、これからの時代に求められる力を楽しく育んでいきます。